つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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青森のぶさかわ犬といえば、鰺ヶ沢町のわさおです。
来年の戌年がやって来る前に、飼い主の菊谷節子さんが2017年11月30日、ご逝去されました。

享年73歳。
100歳のご長寿が少なくない昨今ですから、早すぎる……。

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写真は2016年5月に撮影した在りし日の菊谷さん。わさおに会いに菊谷商店へ行くと、ちょうどお散歩に行くところでした。

テレビで酸素ボンベを使用していらっしゃった菊谷さんですが、この日は体調がよかったのでしょう。軽トラから降りて、嫁犬のつばきに駆け寄ったのです。

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細やかな心遣い


菊谷さんは捨て犬というか、迷い犬の秋田犬だったわさおを、快く引き受けて飼育しました。

この日は、私たちが到着する前に犬を連れた先客がいたようです。

「わさおは雄犬なので、よその犬を見ると吼えてしまうんですよ。お客様にお願いです、車から犬を降ろさないで下さい」

人気者になってお客さんが増えると、気を使うことがあるんだろうな。そう感じた瞬間です。

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菊谷さんに懐いていたわさおは前に、菊谷さんが入院すると、餌を食べなくなって痩せてしまいました。

亡くなったことで、きっとお身内と同じようにショックを受けているかもしれません。

推定年齢は10歳以上なので、けっこう老犬のわさおです。

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菊谷さんとわさおの物語は映画になりましたし、志村けんの番組でもおなじみ。

そもそものきっかけが旅行者のブログで、それから息の長い活躍になりました。

菊谷さん自身、思いがけないことだったでしょう、青森のおばちゃんが有名人になるとは。

飾らないお人柄が視聴者や実際に訪れる人たちを、ほっとさせたに違いありません。

わさおにとっても、また鰺ヶ沢町の町おこしにとっても奇跡を起こした女性だと思います。

告別前夜祭は12月8日
告別祭は12月9日
ともに鰺ヶ沢町本町の町山村開発センターで。

最後まで息子さんに「わさおを頼む」と言い残したそうで、わさおはこれまで通りに昼は菊谷さんのお店、夜間はご自宅で暮らすとのこと。

ご冥福を心からお祈りします。


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