つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

鎌田慧本

5月21日午後2時~3時に開催された弘前市【太宰治まなびの家】文学講座。
鎌田慧著「津軽・斜陽の家『地主貴族』の光芒」をもとにお話させていただきました。

拙い私の講話をお聞き下さった皆様、ありがとうございます!
弘前市出身の鎌田慧さんはルポルタージュの本を多く出版されてきた作家で、『津軽・斜陽の家』は私がなんども読み返した本でした。

太宰治の文学や一生について解説した本は数多いのですが、鎌田慧さんのこちらの著書は太宰の生家を軸に、当時の社会や津軽地方の歴史、そして小作人の暮らしについてページを割いている異色の太宰論。

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太宰の生家・津島家は県下指折りの地主


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弘前ペンクラブ会長、齋藤三千政先生に助けてもらいながら1時間、お話をさせていただきました。

五所川原市にある斜陽館は太宰治の生家として、今や観光名所。津軽鉄道も人気で、海外からの個人旅行者も利用しています。津軽鉄道は太宰の父や兄の文治が尽力した鉄道会社です。

大地主であり、銀行も経営していた津島家。
初代は古着屋や豆腐を商う農商でした。明治のころは北前船が運ぶ古布が津軽の農家にとぶように売れて、布嘉や津島家は蓄財し資本の元に。
そんな話もさせて頂きました。

三千政先生も『津軽・斜陽の家』に思い入れがあったようで、解説を書いた三浦雅士さんにもふれてくださいました。そうなんです、この文庫本の解説は三浦雅士さんで、それがまた名文なんですよ。

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つい、うつむきかげんになってしまい、写真は目が閉じた感じに。

『津軽・斜陽の家』には津軽において伝統的な雇用だった「借子(かれご)」についての記述があり戦前、11歳で働きに出た方の回想が載っています。

それで、野良着について話し、目屋人形をそのとき皆さまに見ていただきましたが、もう少し丁寧に言葉をつくすべきでした。

緊張のあまり早口になって、時間が余ったという失態。

でも、なんとか要点を押さえたかと思います。
太宰治は文学修業をして、文豪となりました。東京で暮らす年月は仲間にごちそうすることが多かったそうです。それは金木の生家から潤沢な仕送りがあったから。

その潤沢な資金は地主として米を納めさせたからで、そういう点から考えると太宰文学を支えたのは津軽の農民だったといえるのではないか。
まとめると、そのことに尽きます。

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青森市から故・田中忠三郎先生の奥様が駆けつけてくれ、お花を頂きました。
「まあ、あなたが講演するとは! 空の上から田中忠三郎が喜んでいるわよ」と。

不肖の弟子はすっかりあがってしまい、しどろもどろになったところもありました。ご来場くださった皆様、お聞き苦しい所があったことでしょう。ご勘弁を。

太宰治まなびの家・文学講座の予定

文学講座太宰治

太宰治文学講座は6月は桜桃忌のためお休みしますが、7月と8月、10月、11月、12月は開催が予定されております。
7月16日 阿保敏明氏
8月20日 舘田勝弘氏
10月15日 北畠京氏
11月19日 葛西千秋氏
12月17日 船木統紀子氏

いずれも午後2時~3時まで
会場は弘前市御幸町9番地35
お問い合わせ:0172-39-1134

入場は無料です。ぜひご見学ください。




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