つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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3月13日『スタバdeこぎん』に、参加しました。

私は津軽こぎん刺しや古布、青森のぼろを女性史から見つめることをライフワークにしています。
こぎん刺しは、明治末頃から徐々に刺す人がほとんどがいなくなって、昭和の初めに民藝運動の柳宗悦(やなぎむねよし)らが「素晴らしい」と賞賛するまで、全国的には知られていない手仕事でした。

その柳宗悦は「津軽はほかのどこの土地とも違う」、「もうこんな手の込んだ手仕事はこれからはできないだろう」というようなことを書いています。

いま、こぎん刺しはハンドメイドとして人気がありますから、柳宗悦も空の上からびっくりしていることでしょう。

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こぎんをボタンにして、コートを個性的に♪
1枚目の写真・お財布とともに、先月から参加のyukikoさんの作品。
すごい、すごい。
またたく間にいくつも仕上げるとは!

「コートに元からあったボタンが金色だったので、ちょっと気に入らなかったの。だから、刺したこぎんでボタンを加工してみたんです」
工夫がすてきですね。


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さしぼぅさんのお手元です。
麻布を用いて、色とりどりのモドコを。
とても細やかに刺す技法は、ほかの誰にもには真似できない。

集中して刺して、ほんとうにきれいな刺し模様です。

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リカちゃんを目屋人形に


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主宰の美佳子さんが、リカちゃんを目屋人形バージョンにしました。
西目屋村の公民館で冬期間に行われている、人形部会・後継者育成事業に参加されて、西目屋人形づくりを習得されています。

さいとうサポート・目屋人形風リカちゃん

それで、黒髪のリカちゃんに野良着を着せて、お着替えもできるように。
ちなみに本物の目屋人形は、紺絣の衣からゆかたなどに衣装替えはできません。

それにしてもリカちゃん、とっても紺絣が似合う。
リカちゃん人形にハンドメイドの野良着を着せた、遊び心がナイス♪

美佳子さんはヒロロで「キセカエヤ」をよく出展しています。
リカちゃんドレスの体験ができるのです。

このリカちゃんがこぎん衣を着る日も遠くないのではないでしょうか。
かつては、晴れ着、野良着、ふだん着とその時どきによって、衣を選んだわけですが、女性にとって晴れ着は大切なものでした。

こぎん刺しは働き着であるとともに、娘さんの晴れ着としても着用されたのです。

型染め

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余談ですが、いま、着物の職人さんが高齢化して風前のともしびです。
この着物は小紋。
露芝に花々を添えた紋様です。
これは型染めと言いまして、職人が型を作り、染めます。
そのため、おなじものが何枚もでき、手描きにくらべると価格も割と手ごろに。

実母から譲られ、小紋で素材は絹ですが、街歩きや観劇、あるいは気軽な食事会に適していると思います。

結婚式や授賞式には格が高くないので、ふさわしくありません。
卒業式や入学式は黒い絵羽を羽織れば、いいかもしれませんが、色無地のひとつ紋のほうが無難ですね。私が子どもの頃は、小紋に黒の絵羽羽織を重ねて学校の式典に参加のお母さんもいましたが。

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今さらですが、和装文化が消えつつあります。
職人の技が失われ、代わりにインクジェットで印刷するような染色へと着物が変化。
伝統ある技術の継承はなかなかむずかしい。
採算が取れなくなると特に。
寂しいことですが、それも時代の流れなのでしょう。

私に歴史民俗を語ってくれた田中忠三郎先生はこうおっしゃっていました。
「金儲けばかり考えると、文化は育たない。津軽こぎんも南部菱刺しも、家族が暖かく過ごせるようにという優しさから生まれて、育まれたものだから」


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美佳子さんが麻布に藍色の糸で刺したモドコです。
麻布本来の色ですね。

私は『スタバdeこぎん』に参加して、津軽こぎん刺しが進化していることを目の当たりにしています。
いまは先端が丸く、指をけがする心配がないこぎん用の針 がありますし、コングレス生地に刺せば、初心者でも楽しめますね。

ひとつのモドコなら、1時間もしないで仕上げることが可能でしょう。
そうそう4月末からこぎんフェスが今年も開催されるそうです。
楽しみ(*^_^*)
 




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