つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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3月3日、朝の情報番組スッキリ!で、舞台BLUEに出演したBLUETOKYOが紹介されました。
青森山田高校男子新体操部OBのメンバーで結成されたBLUETOKYO。舞台に懸ける練習風景のすごいのなんのって!

厳しいの一言に尽きます。
上の写真はそのときの「スッキリ!」の1場面。
「練習をくり返し本番に臨む・男子新体操が舞台に・女性客殺到」とテロップが出ていますね。

この番組で私の目をくぎ付けしたのは衣装。なんと青森のBOROではありませんか!

3月20日(月曜日・祝日)15:50~16:45にはATV青森テレビで《BLUE男子新体操その先へ》も放映される予定です。

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青森のBOROとは?

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写真は2014年10月~2015年2月まで十和田市現代美術館に展示された農民衣。青森市の民俗研究家・故田中忠三郎先生のコレクションです。

また、東京浅草にあるアミューズミュージアムには、田中忠三郎先生が蒐集した古布や国の有形重要文化財に指定されている津軽こぎん刺し・南部菱刺しが展示されています。

海外からの評価も高く、ヨーロッパではとくに「BORO」が注目されていました。
それにしても本物の襤褸(ぼろ)は衝撃的です。

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これは田中先生がお元気だった2009年頃に撮影させていただいた夜着。ドンジャと呼ばれた綿の入った布団です。重さが5キロほどで麻くずがずっしり詰まっています。
今から120年以上前に使用されたもので、県南地方のお宅の板倉にしまい込まれていました。

冬の寒さ厳しい青森、農民は大正時代までこのような夜着に家族で身を寄せ合って眠りについたのです。今では想像できませんけれど、その頃の日本は物資不足で、とくに農村は自給自足の時代。

この夜着は農家の主婦の手作り品で布地は麻。畑に植えた麻を刈り取って、煮上げて、糸を紡ぐという作業を経て、機織りをして制作された布です。すべてが女性の仕事でたいへんな労力。夜の睡眠をけずり、いろりの熾火を頼りに縫ったかと思われます。

田中忠三郎先生が庶民の生活品を調査したのは1970年ころですが、「そんなゴミくずを集めてどうする? なんの価値もないだろう」と、ずいぶん言われたとか。

「BLUETOKYO」の皆さんの衣装は印象的で、実に深い意味がある。もちろん、衣装は新しい布をダメージ加工して縫製したことでしょう。

テレビでの激しい動きに、かつての農民の魂がよみがえったように映ったのでした。
3月20日の放送も楽しみです。
ケッパレ♪


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