つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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こけしは今、ブームで根強い人気があります。
私が黒石市の津軽こけし館を見学したとき、遠方から いらした熟年のご夫婦がいました。
棟方志功が絵付け したこけしを、それは熱心にご覧になっていましたよ。

こけしとは?

東北に生まれ、素朴な幼児の遊び玩具として徐々に発達したこけし。発祥が江戸期の文化・文政時代という説がありますが、庶民史のため文献は少なく定かではないようです。

戦前の古作と戦後の現代作に大別され、古作はひなびた中に生命力を感じさせるものが多い。静かな憂いを秘めた表情の古作こけしも。

下の写真は、故・盛秀太郎工人が作った大きなこけし。私の背丈より大きい!

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こけしは戦後になると、華やかな色彩や表情を作る工人がふえ、郷土人形の伝統を受け継ぎながら、新しい感覚で作り続けれています。

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名人・盛秀太郎工人



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温湯こけしの名人と言えば故・盛秀太郎工人。
津軽こけし館では作品を見ることができます。糸のように細めた目許、にこやかな表情、優美にくびれた胴。特徴的ですね。

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仕事場が再現されています。
盛秀太郎工人は1895年、黒石市温湯(ぬるゆ)生まれ。1986年に没するまで活躍し、津軽系こけしの礎をきずきました。

注文が殺到しても本当に気に入った作品でないと火に投じたそうで、寡作だったそうです。

参考:津軽こけし館HP

 名人の作品はいまも人気は変わらず、ファン垂涎のこけしです。

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棟方志功画伯の絵付けこけし。
世界のムナカタは青森市生まれ。天衣無縫でまったく気取りがない人柄だったと、先輩エッセイストの方から聞きました。

存命期間は1903年(明治36)~1975年(昭和50)ですから、盛秀太郎工人とだいたい同じ時代を生きていますね。

太宰治(1909年~1948年)とも会合で会ったそうで、もごもごとしゃべる太宰に「もっとはっきり大きな声で!」と、気合を入れたとか。

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著名人が絵付けしたこけしアートコレクションも個性があって面白い!
堅苦しくなく、自由に絵付けしてみるのもいいかも。

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しかし、私が今回、目をひきよせられたのはこちらの1枚の色紙。なんか文字がね、脱力した感じで達筆とは言い難いのですが、内容がすごくないですか?


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生身の女の血の
 流るる
こけしをここに見たり

 
  梅原猛(うめはらたけし)

怖いですね~。こけしに女の生血が流れていたら、そりゃあもう、ホラーだびょん。
哲学者はいうことがおっかねえ……。

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2階の展示室から一階を見下ろしたところです。
日本一のジャンボこけしは西目屋村の樹齢350年ほどの桂の木で作られました。
高さが4・2195メートルあります。マラソンの距離にちなんだ高さだそうですね。となりのダルマも日本一、こちらは樹齢330年の青森ヒバで。

楽しいひなこけし展は階段のとなりの展示室、無料で見学できます。

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東北各地のこけしを見比べてみるのも楽しい。

モダンアートな作品もありますし、ひなびて飴色になった古作もめんこかった。

津軽こけし館
青森県黒石市袋富山72-1
開館時間は午前9時~午後5時
℡ 0172-54-8181



 
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