つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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 画像参照:NHKニュース7


数日前から問題になっていた「黒石よされ写真コンテスト」

最高賞の黒石市長賞に内定したけれど、写っていた踊り手の13歳の中学生が自殺したことを知ると、主催者側が一転、取り消したのでした。

写真は8月15日に黒石市の日本三大流し祭り・黒石よされに撮影されたそうです。
私はその日、夜の流し踊りを写していました。ひさしぶりに出かけた故郷の祭りです。江戸時代から続く盆踊り。
黒石よされ2016・えっちゃほーい
 

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画像参照:NHKニュース7

こちらの写真は昼間に行われた組踊りの部で撮影されたものでしょう。この方は幼少期から手踊りを習い覚えて、小学校6年生で仲間とともに出場し、日本一にもなったそうです。

そして、8月25日に自ら命を絶ちます。この明るい笑顔の少女がなぜ? だれだってそう思うはず。

コンテストの内定を親御さんが聞いたのはちょうど四九日。娘の活き活きとした姿に、在りし日の姿が強く胸に浮かんだと思われます。「まさかのタイミングで、娘と会えた気がした」とお父さんは話しました。

その後、一転して取り消しの連絡に今度はますます、やりきれない気持ちになったそうです。

いじめなくして

お父さんがその思いで、写真と氏名を公表したのでした。ネット社会ですから、そのことが報道されると、瞬く間に黒石市に批判が殺到。

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10月19日午後4時、会見が行われ、高樋市長が謝罪しました。
「肖像権のことが懸念されたので取り消したが、改めて『市長賞』を贈りたい」

毎日新聞・一転して最優秀賞に

若者には生き抜いてほしい

真っ赤に開く傘を背に、笑顔いっぱいの手踊りの少女の死は、とてもいたましい。お慰めの言葉もありません。ご冥福を祈るばかり。

ご遺族は、「このよされ祭りのときもいじめが続いていた、それに必死に堪えて舞う姿です。いじめがなくなってほしいと思い、公表したのです」と、話していました。

夜回り先生の水谷修さんはこう発言。

「青森市はいじめの有無を早く示せ!」 自殺生徒写真問題で夜回り先生が一刀両断

J-CASTニュース 10月20日(木)20時10分配信

そうですね、水谷さんが言うように、学校と教育委員会 は問題の解決より、自分たちの立場を守ることに汲々としているように見受けられます。黒石市はその意を汲んで、授与を取り消したのかもしれない。

でも、問題をうやむやにすれば、いじめによる自殺がなくなるものではありません。むしろ逆です。

若い世代の自殺を止めることが大切


それにしても、若い方が自ら命を絶つケースが多すぎます。

大手広告会社の電通に勤めていた23歳の女性社員が自殺し、電通に労働局が調査に入りました。10月14日のニュースです。参照元:NHK 電通社員過労自殺

 10代~30代の方の死因の1位は自殺。女性だけでなく、男性もそうです。県内でも、26歳の男性が突然いなくなって、親御さんが事件に巻き込まれたのではないかとずいぶん探したところ、山中で亡くなっていたことが解かりました。お身内の悲痛は計り知れません。

日本は自殺者が多い国です。しかも若者が自ら命を絶つ。

いじめを苦にした中学生と、過労のため自殺した社員とでは原因が違うと言われそうですが、根っこにあるのは、気持が優しくて、イヤと言えない人に負担を押し付けたり、ストレスのはけ口にしたりする、社会の風潮のように感じます。

命を大切にして。

手踊りの少女の笑い顔は今、そう呼びかけているようです。 

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