つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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つがる☆時空間natuです。

岩木山・湯段温泉にある『森のイスキア』を主宰され、全国の悩める方々を受け入れてきた
佐藤初女(さとうはつめ)先生がご逝去されました。

先日の紙面にて、弘前カトリック教会で葬儀が執り行われたそうで、享年 は満94歳。

冒頭の写真は偲んで作ったおむすびです。

20年前に内祝いで親戚からもらった津軽塗りの器にのせてみました。

先生に会ったのは一度きり。
それも講演会で壇上の初女先生を仰いだときで、ずいぶん前です。

ずーっと尊敬していました。
私も80歳になっても、90歳になって命が続く限り誰かの役に立つ人間でありたいと、目標にしていたのです。

それは今も、これからも変わりません。

私が出かけた講演会では龍村仁監督の映画
「地球交響曲 ガイアシンフォニー第二番」を
見ることもできました。

1995年に公開ですが、素晴らしい映像でした。

冬の岩木山が神々しくて吹き付ける風の冷たさが見る側に伝わる。


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映画は山麓に建つ「森のイスキア」で
初女先生が、ご飯を炊き、
白カブの漬け物を漬け

サモダシの茸を採り、
料理して菊の花と和えて……
そんな淡々とした暮らしの様子を伝えて。

朴訥とした初女先生の講演と相まって
10年経っても、胸に甦ります。

しみじみと、自分や家族を大切にするって
ご飯を作って、部屋を整え続けることだと感じました。

強く訴えるわけでもない。
なのに、岩木山の自然とハーモニーとなり、
生き方が美しい。

先生は傾聴によって
たくさんの方を救いました。

傾聴とは、黙ってまず相手を受け入れることで
とても大変で、難しい。

ストレスがかかりますし
たいていの人、例えば心理カウンセラーを名乗る方でも
自分の考えを押し付けがち。

初女先生の癒しの力は
まさに天女

日本のマザーテレサと呼ばれていましたね。




生きる力は毎日の食事から


講演の後で、サイン会があり
希望者でごった返していても
初女先生は、黙々と丁寧に
一冊、一冊サインをしていました。


『おむすびの祈り』
『朝一番のおいしいにおい』
など著書多数で
最後のご本は2015年に出された
限りなく透明に凛として生きる

先生の講演を聞いて
私はおむすびの作り方を知りました。


炊いたお米をふわっとやらかく握る

「母さんのおにぎり、前と違うね」
子どもが気付いてくれました。

それまで私はぎちぎちに力を入れ
日頃のうっぷんを込めるが如く
固いおむすびを作っていたから。


うちの子どもたちが、非行に走ることなく
学業を終え
社会人になれたのは

初女先生のお蔭と思います。

先生、ありがとうございます、どうぞ安らかに。



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