つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

弘前の名所めぐりに欠かせない長勝寺、
久しぶりに訪れました。


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どっしりとした三門。
国の重要文化財です。
前に、吉永小百合さんが、JR東日本の「大人の休日倶楽部」でこの門の前にたたずんでいたポスターがありました(・∀・)

禅林街の入口にある門から数えて三番目の門なので、三門。
三解脱門とのことです。

このたび、300円の拝観料でガイドさんに解説をしていただきました。
とても流暢なガイドさんです(*^_^*)

  改修を終えた本堂と庫裡

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三門を背にしたときの禅林街の風景。桜の時期はさらに風情がありますね。

私が前回、訪れたときは大改修の最中で、本堂を大がかりに工事をしていました。
そのとき、文化庁の専門家による講座を聴講。

国の重要文化財、維持のための改修工事とのことで、足場を組んで、たくさんの職人さんを全国から集めていました。

屋根は青森ヒバから作った薄板を15万枚張り重ねた、『こけら葺き』で、優美な曲線です。

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こちら庫裡(くり)で、入口となっています。

内部もすがすがしい空間でした。
畳敷きの間が広くて。

内部は撮影禁止。
天井の梁や床板も、創建当時のまま再現され、格式の高さを実感しました。

「改修前は、コウモリが飛んでいた本堂だったんですよ」
ガイドの女性がそう説明してくれましたが、そんなことが信じられないくらいに
きれいに掃き清められ、心が落ち着く本堂です。

ずっとここに、居たいヾ(´ω`=´ω`)ノ
でも、ガイドのおばさまに促され、外へ。

  承祜公のミイラで有名

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 長勝寺と聞いて、ミイラを思い起こす方もいるかもしれません。
12代の殿様になるはずだった承 祜(つぐとみ)公は、書をたしなみ、墨絵もたいへん上手でしたが、18歳の若さで夭折なさいました。(*承祐と表記する方もあります)

「母君が、とても悲しまれて、報恩寺に木炭100俵とともに石の棺にて埋葬しました。
 弘前藩は後継者がいなくなり、九州の細川家から養子を迎えました」と、ガイドさんが説明してくれました。
(木炭は湿度の調節や、空気の清浄に効果があります)

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昭和29年
報恩寺にあった津軽家の墓所を長勝寺に改葬した際のことです。
作業中、思いがけなく石の棺に入れられたままの承祜公が発見されました。

当時は大ニュースになったそうです。
若君のミイラと……。

石の棺に白い漆喰が塗られ、木炭をぎっしり詰んであったからでしょうか。
ご遺体は損傷が少なかったそうです。

その後、平成7年、荼毘に伏され、法要も営まれました。
その石の棺は見学できます。

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今の寝棺と違い、座った形でのお棺です。
本堂の手前のところには、副葬品の絹麻の帷子や、和歌集などがガラスケースに納められています。
直筆の書と墨絵もありました。達筆な書で、秀才とのことです。

天保9年2月23日(1838年3月18日)に生誕、安政2年7月28日(1855年9月9日)に逝去された若君でした。

桃に砂糖をまぶして食したところ、病になられたとか。
胃腸の弱かった方なのではと、私は思いますが、
当時は、赤痢などの病気も多く、薬がない時代なので、命を落とされたのでしょう。

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   貴重な文化財がいくつも


敷地の奥にある歴代藩主や満天姫(まてひめ)の霊廟も、見事な造りです。

満天姫は徳川家の養女として、二代藩主信牧(のぶひら)公の許に嫁がれた奥方。
弘前藩の存続のため、血のつながった、先夫の遺児を毒殺した逸話が有名です。
  

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 釣鐘は室町時代のもので、こちらも国の重要文化財。
永平寺と同じ年代のものだとか。

長勝寺は大永6年(1526)に大浦光信公によって建立され、慶長15年に津軽為信公が菩提寺としてこの地に移築。
それから400年以上、一度も火災に遭っていないため、貴重な文化財がたくさんあります。
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釣り鐘も時代は古く、文化財です。

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こちら百沢(ひゃくたくじ)寺から移された伽藍(がらん)。
三体の仏様で岩木山 を現わし、とても由緒ある伽藍ですが、設置のとき天蓋部分を壊したため、重要文化財の登録から外されたそうです。
たくさんの羅漢(らかん)さまに取り囲まれていました。

境内は緑の木々も美しく、心が落ち着きます

長く弘前に住んでいますが、
じっくり見学したのは初めて。
見どころがたくさんで、
長勝寺が弘前の誇りということが理解できました(*^_^*)

2018年6月19日記事を更新しました。


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