つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

去年の8月に水族館でイルカショーを見たとき、その見事な演技っぷりには驚きました。
運動能力ばつぐん! 物覚えが素晴らしい! 拍手喝采です。
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 新潟市にあるマリンピア日本海でのイルカショーです。
規模が大きかった!
浅虫水族館の数倍はあったと思います。 

弘前市からですと、秋田へ抜けて日本海沿いに南下すると到着します。
高速道路が所々にあり、それを使って片道7時間ほどでした。
途中の道の駅で寄り道しても、それくらいです、はい。

このときは水族館が目当てというよりは、下の子が就職して新潟市にいるので、どんな暮らしをしているかと訪ねて行ったのでした。

せっかく行ったのに、子は勤務とのことで、時間つぶしにマリンピアへ。
でも、思いがけなく、楽しかった。

夏休み期間ということもあり、お子様を連れた家族連れ で、駐車するのは一苦労。
でも、内部はひろーくて、すんなりと入場することが出来ました。
クラゲの水槽やラッコの餌やり、体験コーナーがあって見どころがいっぱいです。
イルカのほか、トドやアザラシも立派にショーをこなし、観客席は超満員でした。
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その水族館のイルカが、ニュースをにぎわすとは思いもしませんでした。ここ数日、捕獲方法を巡って国際機関から非難ということに。

私の世代では、小学校の修学旅行で函館市へ行く連絡船から、海峡を泳ぐイルカを見たことがある方も多い。
ええ、連絡船です
4時間かけて函館に到着した旅情に満ちた旅客船。
1988年3月に廃止となりましたが、銅鑼(どら)の響きが懐かしい。

で、イルカですが、私はあるとき映画を見て、日本人と欧米人のイルカに対する思いが違うことに、カルチャーショックを受けたことがあります。
『白い嵐』という1996年公開の作品でした。
突然の嵐によってサマースクールの少年たちを乗せた帆船アルバドロス号が沈没した実際の事故をもとにした映画で、17歳の少年たちの友情と団結のドラマです。

そのなかで、お金持ちの親を持つ少年がふざけて、ボーガンのような矢でイルカを傷つけるシーンが。
すると、サマースクールの監督者であり船長である海の男が、怒ること怒ること。
「イルカは魚ではないんだぞ。哺乳類だ。我々と同じくらい知能の高い動物なんだ!」
15,6年前に見たきりなので多少セリフは違うかもしれませんが、激高した海の男はそんなふうに
少年に掴みかかって、喝を入れたのです。

正直に言うと、日本人の私は何となく違和感がありました。
演出の仕方も、甲板に引き上げられたイルカが血を流して、ぐったり。

もちろん、野生動物をいたずらで傷つけることは言語道断だし、海の男の話すことは正義に違いありません。

でも、あまりに感情的な気が……。
そのとき感じたのはこんなこと。
そうか、欧米人にとってイルカは別格なのか。大海原のイルカが傷つけられると、自分の家の愛犬が怪我をしたように感じる文化があって、ぜったいに許されないことなのね。

今回のイルカ騒ぎからそんなことを思い出しました。

ところで、私は水族館でのもうひとつの光景を忘れることができません。

それは、たくさんのお子様たちが手に手にアイパッドやキッズ用タブレットを持って、水槽にあてて、生き物たちを撮影して楽しんでいたことです。

5歳くらいの僕ちゃんや4歳くらいのお嬢ちゃんも、画像がどう映ったか確認したりして、完全に使いこなしていたのです。昨今の必須アイテムなのでしょう。

親御さんはそんなお子さん達を微笑ましく見守って。

私が子育てしていた頃とは、時代が変わったんだ、この数年で劇的に……と、なんだか自分が浦島太郎になった気分。

新潟は青森よりずっと景気良さそうだわ。でも、やっぱり子育てはお金が掛かるんだろうな。
生まれたときからIT技術の進歩のただなかにいるお子さんたちは、どんな未来を築くのかしら。

さまざまな考えが脳裏をよぎる私をよそに、キッズ達は笑い顔でしたから、善き思い出になったでしょう。

私が現代子ども事情に疎くなった、そういうことかもしれません。

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