つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

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ずっと青森で暮らしていますが、子どもの頃は転校生でした。
黒石を始まりに、三沢や札幌、それから愛知県へ。

父の仕事の関係で……。
と言えば聞こえがよいのですが、
ほんとうのところは
宵越しの金は持たない主義だった父の浪費 が過ぎて、
営んでいた店を潰し、借金を返すため転職したためです。
br />各地を転々としたのは
家族を連れた出稼ぎといえるのかもしれません。

下町から大工場の村へ


愛知県名古屋市で親が働いたのは、
下町の町工場。

機械音が寮のアパートにもひびくところでした。
その後も転校して、
つぎの移転先は
犬山市郊外の大規模な工場。

車関係の部品を作ったり、組み立てたり。
通う小学校は工場労働者の子どもがほとんどに、
地元の農家の子もいました。

北国で生まれ育った私には酷暑が辛く、
うだるような暑さが
6月の初めから9月が終わるまで続いて、あせもだらけ。

まさに亜熱帯の気候です。
田圃が広がるなかを
通学路が一本通って、
たくさんのカエルが車にひかれてぺしゃこに。
カナヘビもずいぶんいて、
私は苦手だったけれど、
同じ年頃の子たちは平気にさわって遊んでいました。

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のどかな雰囲気の小学校でしたが、
授業はけっこうスパルタ式。

毎朝、漢字と計算の小テストがあって、できない子は居残りです。
4年生でも。

そんななか津軽訛りの私はクラスになじめず、
教科書の進度が前の学校と違っていたので、
次第に勉強についていけなくなります。

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人間を規格化する教育

親には話せませんでしたが、
ずいぶんといじめられました。

何より困ったのが体育の時間で、
プール学習が3ヶ月もつづくのです。
水に恐怖心がある私は
どうしてもプールの水面に顔をつけることもできません。

あるとき私の態度にしびれを切らした担任の女性教諭が、
むりやり押さえつけて頭を水のなかへ。

数秒でしたけれど、泣き出してしまいました。死ぬかと思ったんです。

そんなことが50歳になっても忘れられない私ですが、
最近こんなふうに感じています。
自動車メーカーの工場が多い愛知県は
、管理教育が当時から行き届いて、
子ども達を均一に規格化することに熱心だったのかな、と。

運動能力をふくめネジの2,3本がぶっ飛んだ不良品の私は、
大人になっても矯正されることなく、
相変わらずちょっと外れた存在。

若い頃はほかの人と同じように考えたり、
行動できなかったりすることがけっこうコンプレックスでした。
でも、いまはもう不器用で要領のわるいことを受け入れ、
却って自分が愛おしい気持ちでおります。

このところ子どもの貧困について記事を目にすることがあり、
日本でもホームレス状態の子どもがいて、
冬に自販機の陰で暖を採っていることを知りました。

私の経験なんて甘ちょろいけれど、
不遇なときをなんとか堪えて、踏まれてもめげずに成長してほしい。
あと数年して大人になれば、自分の力で生きていけるのだから!

じきに大人になって、自分の力で生きていける
今は辛くても、輝く未来が待っています。



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