つがる☆時空間  

青森県の観光情報や歴史民俗を中心に紹介しています。江戸時代の天守がある弘前城・岩木山、八甲田山などの四季や、こぎん刺し・津軽塗の伝統工芸をゆっくりとごらんください。

こんにちはnatuです。青森県在住の主婦ライターです。
『グラフ青森』社が発刊している「青森の暮らし」にてコラム『城下町通信』を執筆しています。弘前城や神社仏閣、あるいはこぎん刺し、『BOR0』といった古布を手掛かりに東北の魂にふれる旅をしましょう。

弘前市にある『太宰治まなびの家』は、太宰さんが旧制弘前高校に通うために、下宿していた建物です。蔵元の経営者の家で、どっしりとした大正時代の趣があり、無料公開されています。 二階の一室が太宰さんが寝起きした部屋です。人生初めての自殺未遂をした現場でもありま …
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おしらさまとは?おしらさまは東北に伝わる民間信仰のひとつです。家の守り神、農業の神、桑の神 のほかに、眼の病に霊験があるとされていました。男神と女神の二体で一対。木の棒をご神体として頭部には馬や女性の顔が描かれたり彫られたりしています。馬と娘の悲恋がその …
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東北の民俗を語るうえで欠かせない「遠野物語」柳田國男氏が民話蒐集家の佐々木喜善二さんによって語られた遠野地方にまつわる民話を 、筆記し編集して自費出版した説話集です。座敷わらしや河童などさまざまな奇譚がまとめられています。画像は、2008年に撮影の青森県立郷土 …
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衣服に継ぎを当てることは、もう今の日本では滅多になくて、ファッションとして残っているだけです。若い方が擦り切れたようなジーンズを着ているのは、それがちょっと物珍しいデザインだからでしょう。でも、戦時中はもちろん、戦後しばらくまで衣服の不足に人々は悩み、継 …
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母と再会し、長い時間をかけて絆を取り戻しながら、私はひとつの思いに辿り着きました。BORОに心惹かれたもうひとつの理由は、そこに自分の先祖の暮らし方があったからに違いない。祖先の暮らしを知ると自分の根っこが太くなる南部地方の開拓農家の娘だった母は、脳疾患の …
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母と再会できたのは、私が結婚してから。継母がいるので、結婚式にも呼べなかった のですが、長女が生まれたとき、私はせめて実母に初孫を逢わせたいと思いました。 50年前の母と私年号が平成に 変わって間もない頃、20年ぶりに会えた母は、疲れ切った中年女性になっていま …
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生まれてきた子どものために、布をさまざまに集めて縫い合わせる着物は、青森特有のものではありません。金沢には「百徳着物」と言って、母になる若い女性が親戚や知人を訪ね歩いて、布端をもらい受ける風習がかつてあったとか。長寿にあやかりたい、健康にすくすく育って欲 …
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『サキオリから裂織へ』という本があります。でも、ほとんど知られていないでしょう。平成19年8月に田中忠三郎先生が自費出版し、 図書登録がなされていないため、青森市内のほんのわずかな書店でしか取り扱いがなかったせいです。しかも現在は絶版。 表紙は麻の糸が玉にな …
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ひそかなブームの古民具。魅力は味わい深さと人の手で作られた温もりでしょうか。 若い世代にとってはもう何の道具か、見当もつかないモノばかり。農作業に使われたものや、雨よけの蓑や、台所用品に、餅つきの臼や杵なども、昔話の世界となりましたし。   私財を投じて …
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はじめて田中忠三郎先生に会ったのは、平成20年6月。こぎん刺しや刺し子着物を国の重要有形文化財の指定に尽力した文化功労者ですが、田中先生はひとつも自慢するようなところがありませんでした。懐の広い、父親のようなまなざしが印象的。たまらなく好きだから無我夢中だっ …
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